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《脊柱モールディング》
(正しい姿勢のくせ付け)

●姿勢の矯正

 肩こり・腰痛の解消を目指し、姿勢を正すためには長年かかってついた悪いくせを治し、正しい姿勢のくせをつけなければなりません。
 悪い姿勢のくせは筋肉の短縮、拘縮や靭帯が長い時間をかけて伸ばされたことによって出来ます。
 正しい姿勢にするには伸ばされてしまった靭帯の反対方向の靭帯を伸ばしてやる必要があります。しかし、靭帯は筋肉と違って短い時間ではストレッチされません。
 靭帯がストレッチされるためには最低でも20分の時間が必要です。

・方法

 下のパターンに合せて該当する場所にクッションや枕、バスタオル1〜2枚丸めた物などをいれて仰向けに寝る。
 持ち上がっているところに、少し違和感(痛み)が感じられるくらいの高さで行う。入浴後が効果的。
 終わった後に感じられる痛みは正常です。多くは20分以内に治まります。治まらない場合や痛みが強い場合は上げる高さを低くするもしくは中止して下さい。
 正しいくせがついてくると違和感(痛み)が少なくなってきます。低い高さではじめた人は少し高くしましょう。

※背骨の変形の強い人(変形性脊椎症の進んだ人)はくれぐれも無理をしないように。

【腰部】
パターン@
要素
・腰の前弯(反り)が小さく、腰の背骨の出っ張りがはっきりしている。
・明らかに腰が丸くなっていて、体をしっかりと起こそうとすると膝が曲がる。

 腰にクッションもしくはバスタオル1〜2枚丸めた物などを入れる。
1日1回、約30分間。

※脊柱管狭窄症と診断された方は行わないで下さい。
※おしりや足に痛みやしびれが出る場合は中止して下さい。


パターンA
要素
・背中が丸く、おなかが出ている。
・腰が反っていて、腰の付け根(骨盤と背骨の継ぎ目)がへこんでいる。

 膝を立てた状態で腰の付け根がそらないようにして、腰の少し上めのところにクッションもしくはバスタオル1〜2枚丸めた物などを入れる。
1日1回、約30分間。

※パターンAの場合、腰の付け根に痛みが感じられる時は、持ち上げる場所を上方に移動させ、それでもまだ痛みが感じられる時は中止して下さい。
※脊柱管狭窄症と診断された方は行わないで下さい。
※おしりや足に痛みやしびれが出る場合は中止して下さい。



パターン別姿勢の図

【背部】
要素
・背中が丸い(いわゆる猫背)
・腰部はパターンAになってる場合が多い。

 膝を立てて、背中にバスタオル1〜2枚丸めた物を縦向きに入れ、腕は上にあげておく。
1日1回、約30分間。

【頸部】
要素
・首の骨の出っ張りが一つ一つはっきりわかる。(首の彎曲減少=ストレートネック化)

 首にバスタオルを丸めたものを入れて就寝する。朝までが無理であれば可能な時間で。

※手や腕に痛みやしびれが出るとき、めまいが起きるときは中止して下さい。

モールディングの位置

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