日常の姿勢(特に座る姿勢)も気をつける必要があり、体を前に倒して顎を突き出した姿勢は特に首から肩、背中に負担をかけます。
正しい座り方とは、立っている時と同じ様な背骨の彎曲を保っている状態です。
急性腰痛(ぎっくり腰)は
あわてずまず安静に!!
慢性腰痛には運動を
急に腰が痛くなった時、原因がはっきりしている(重いものを持ち上げたときなど)、していないにかかわらず、鋭い痛みのときは、まず安静を心掛けてください。
鋭い痛みは患部の炎症を示唆して、炎症は一般的には約3日間続きます。特に2日目はピークを迎え、激しく痛みます。痛めた時にそれほどでもなかった痛みが次の日に立てなくなるほどの痛みになるのはそのためです。
激しい痛みですが、痛みの強さと病状は必ずしも一致しません。あわてて焦らない事が肝心です。
咳・くしゃみ・いきみで患部に痛みが走る時は背骨の関節や椎間板を傷めている可能性が高いのでなるべく横になって(体重をかけないように)安静にして下さい。そしてそれに加えて、炎症を鎮めるために患部を冷やしましょう。
痛みの強いときは、周囲の筋肉まで緊張するので本当の患部がどこかは解りにくいのですが、多くは腰の骨と骨盤の間付近ですので、そこを中心に冷やしたタオルやアイスパックなどで冷やして下さい。もちろん市販の湿布でも構いませんが、お菓子などについてくる保冷剤など冷たいものを直接あてる方が効果的です。
但し、湿布以外の冷たいものを直接患部に当てる場合は20分間を最長に間隔を空けて行いましょう。(通常、1時間に対して15分間冷やすのを3〜4回繰り返す)
冷やす事による痛みは通常の反応です。その後に感覚がなくなってきたら冷やすのを終了して下さい。
鋭い痛みが治まってきたら慢性化を起こさない為に、徐々に関節の機能を回復させる為に運動を行いましょう。理由は前項に書いた通りです。
慢性的な腰痛は前項に書いたように姿勢や関節の機能低下によるものが多いので、上の図で正しい座る時の姿勢と次項エクササイズを参考にしましょう。
年齢による骨の変性のある方も正常な関節・筋肉の機能回復は変性部分の負担を軽減するので無理をしない程度に運動は行いましょう。
お風呂上りや温熱療法の後の筋緊張が緩和されているときに行うと負担が少なくてすみ、効果的です。
※ 肩こり・腰痛の対処はご自身で責任を持って行って下さい。
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