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急性 筋・筋膜性腰痛


 筋・筋膜性腰痛とは筋や筋膜*に物理的ストレスがかかることによって起きる腰痛で、急性筋・筋膜性腰痛は急激に筋が引き延ばされた時や大きな重量がかかった時に起きるいわゆる“筋違え”や“寝違え”のような腰痛で、強く傷めた場合は動く事さえ困難になることがあります。

 この腰痛は首の寝違えがさほど大きな力がかからなくても起きるのと同様に、疲労等で緊張している筋肉に対しては日常生活動作さえも引き金となる刺激となって起きることがあります。

 痛みは身体を前に倒したり、後に反ったり、横に倒したりなど動かすときに現れますが前屈の場合は曲げきると痛みが少なくなったり、うつ伏せで腕の力で腰を反らせる下図 のは痛みがなかったり、あっても軽微であったりする特徴があります。
 他の特徴として、背骨上には押して痛むところ(圧痛点)はなく、痛む場所がはっきりしないが背骨の両側の筋肉のどこかに強く痛む場所 (トリガーポイント) があることがあげられます。
(腰の付け根に圧痛がある場合もあるが腰椎捻挫や椎間関節症に比べて痛みは軽い)

 急性期である傷めて3日間ほどは強く痛みますが、その後は痛みが減少して多くは1週間〜10日で痛みは治まります。
 急性期は患部を冷やして炎症を鎮め、それ以降は徐々に体操やストレッチなど筋肉のコンディショニングを行なって下さい。


*筋膜 :個々の筋または筋群を包んでいる膜状の結合組織で、筋どうしのすべりを良くし、滑らかに動くようにする役目を持つ。


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