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椎間関節症


 下部腰椎椎間関節下図 の過負荷による炎症が原因で起きる腰痛のことで、下部腰椎の曲げ伸ばしのし過ぎ(特に反り過ぎ)や不良姿勢や椎間板の変性(椎間板症)による椎間関節への負荷の増大が原因となります。
 症状は慢性の腰の付け根の重だるい痛みで、臀部から太ももの後に放散する痛みが出る場合も多々ありますが、膝の下まで放散することは滅多にありません。
 急性の場合は鋭い痛みや咳、くしゃみで響く痛みが出る場合もありますが、立てなくなるほどの痛みではありません。
 その他の所見としては腰の付け根の背骨(第4,5腰椎)の圧痛や腰を反らせた時の痛みが挙げられます。

X線写真の所見では、 “腰仙角 (第5腰椎椎体下面に引いた線と仙骨上面に引いた線の交わる角度) の増大下図 や “腰椎椎体下面に引いた線を下の椎骨や仙骨の関節突起が越えてしまう下図 などがあります。

 対処法としては姿勢の改善と腰の反りを少なくするように腰部の屈曲のエクササイズ及びストレッチ、そしてマッケンジー体操によって下部腰椎の過伸展を招く原因となる上部腰椎の伸展機能低下を解消することです。






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